フェレットは、副腎疾患、リンパ腫、肥大型心筋症、およびインスリノーマを発症したり、あまり見られない他の病気になったりすることもあります。胃拡張捻転は、一般的には胃拡張と呼ばれますが、それほど一般的ではないフェレットの病気のひとつであり、タイムリーな治療が必要な病気でもあります。
胃拡張とは
胃拡張、胃拡張捻転症候群、胃拡張症候群、またGDVは、フェレットの胃腸管に深刻な影響を与える生命にかかわる病気です(犬にも起こることがあります)。胃拡張は、胃にガスまたは空気が蓄積することで起こります。このガスが腸管を通過しなかったり、食道や口から逆流したりすると、胃壁に圧力がかかり、胃に穴が開いたり、不整脈、ショックなどを起こします。腸の運動性の欠如または捻転が原因でガスが通過しなくなることがあります。胃拡張捻転の捻転は、拡張した胃が曲がったりねじれたり(ねじれと呼ばれます)、小腸(特に十二指腸)と食道へのガスの抜け道が遮られた時に起こります。
胃拡張は、必ずねじれ(捻転部分)があるわけではありません。ただの胃の拡張であることもあり、それが胃拡張捻転に変わり、ねじれが起こると本当に緊急を要する事態となります。
フェレットが胃拡張を起こす原因
フェレットの腸内にあるクロストリジウムと呼ばれる嫌気性菌の異常増殖によって、胃拡張の状態を維持させ、胃拡張捻転(GDV)を起こすのに十分なガスが生成されるという議論がありますが、それが唯一の原因ではありません。空気を飲み込むことで、胃が空気でパンパンに拡張されますが、それによってもねじれが起こります。
炭水化物を多く含む食事は、24時間の絶食後に過食をするのと同様に、胃拡張になる可能性を高めることがあることも知られています。また、離乳後のフェレットによく見られます。
胃拡張やGDVの治療法
胃拡張または胃拡張捻転(GDV)を起こしているフェレットは、すぐに治療する必要があります。エキゾチックアニマルの獣医は、胃拡張の確認と胃がねじれていないかどうかを確認するために、最初にフェレットのレントゲン(X線)を撮ります。胃が拡張している場合、獣医はたいてい太い針をフェレットの腹部の側面から直接胃に挿入して減圧します。これにより、ガスが抜け、胃の圧力を下げます。また、ガスを逃がすために、フェレットの食道にチューブを通すことを試みることもあります。
胃が拡張してねじれている場合、できるだけ早くねじれを戻すための緊急手術が必要になることが多いです。静脈内注射とともに、炎症、痛み、腸の運動性、およびガスの生産を減らすための薬を、処方されるでしょう。
胃拡張捻転(GDV)が起こっているかを知るには?
フェレットに突然元気がなくなり、腹部が拡張されたように見える場合は、胃拡張または胃拡張捻転が起こっている可能性があります。胃拡張捻転(GDV)は、歯茎の色の変化、心拍数の増加、ショック、呼吸困難を引き起こすこともあります。 フェレットが胃拡張を起こしていると疑われる場合は、すぐに治療を受けましょう。
胃拡張と胃拡張捻転(GDV)を防ぐには
胃拡張と胃拡張捻転(GDV)を防ぐ最善の方法は、高タンパクで穀物不使用のエサや、ヒヨコなど丸ごと食べることのできるエサを食べさせることです。 また、フェレットが1日中エサを食べ続けた後に、そこから長期間にわたって食事を控えることのないように注意しましょう。